毎月必ず発生する固定費をカード払いにするメリット
家賃・水道・電気・ガス・通信費などは“生活と事業のどちらにも関わる固定費”です。
これらの支払いは毎月必ず発生し、金額も一定のため、クレジットカードと相性が非常に良い支出といえます。
現金払いや銀行引き落としのままにしている人は多いですが、カード払いに切り替えることで、
- 明細管理が簡単になる
- ポイント還元を受けられる
- 経費処理がしやすくなる
- キャッシュフローが改善する
- 支払いの見える化で無駄を把握できる
といったメリットを得ることができます。
特にフリーランス・副業をしている人にとって、固定費の把握は“利益の最適化”に直結します。
家賃や光熱費などの大きい支出にカードを使うことで、年間で受け取れるポイントも大きくなり、手取り額アップにもつながります。
家賃や光熱費の支払いがカード化しにくい理由
多くの人が「カード払いできるならとっくにしてるよ」と考えていますが、実際には次のような理由でカード払いが進みません。
● 家賃はカード払いに対応していない管理会社が多い
特に古い不動産会社ほど導入が遅れがち。
● 光熱費はカード対応していても、手続きが煩雑だと思い込みがある
実際は数分でできる。
● カード払いに手数料がかかるケースもある
家賃や一部の自治体では手数料が発生することもある。
● サービスが分散していて「どれがカード可能か」判断しにくい
電気会社だけでも10社以上、ガス・水道も自治体ごとに違う。
このように、情報の複雑さと誤解によって“カード払いできるのにしていない”人が多数います。
家賃・水道・光熱費のカード払いに対応しているサービスを種類別に整理
ここからは、家賃・電気・ガス・水道・通信費ごとに、カード払いが可能なサービスや方法を詳しくまとめていきます。
まずは「家賃」から解説します。
家賃をカードで支払う方法
家賃は固定費の中でも最も大きいため、カード支払いができれば年間のポイント還元は非常に大きくなります。
例えば、
家賃10万円 × 12ヶ月 × 還元率1% = 年間12,000ポイント
となり、副業の収益に近い効果が得られます。
家賃をカードで払う方法は大きく4種類
● ① 不動産管理会社がカード払いに対応している
最も簡単な方法。最近は対応する管理会社が増加。
● ② 家賃保証サービス経由でカード払い
クレカ決済を導入しやすい仕組みのため、実質カード化が可能。
● ③ 家賃支払い代行サービスを利用
手数料はかかるものの、強制的にカード払いにできる。
● ④ 不動産会社独自のポイント還元型サービス
大手不動産会社は独自の決済サービスを持つことも。
以下で具体例を紹介します。
家賃をカード払いできる主なサービス
◆ RentPay(レントペイ)
家賃のクレジットカード払いを代行するサービス。
管理会社が導入していれば、住民側は簡単にカード登録するだけで利用できます。
【特徴】
- Visa/Mastercard/JCB/Amexに対応
- 手数料は管理会社によって異なる
- 支払いが確実に行われるため管理会社も採用しやすい
◆ Pay Rent(ペイレント)
家賃保証とカード払いをセット化したサービス。
【特徴】
- 家賃保証会社が間に入り、カード払いが可能に
- 家賃滞納リスクを保証会社が負うため管理会社が導入しやすい
◆ d払い家賃
一部の不動産会社で導入されている家賃支払いサービス。
【特徴】
- d払いを通じて間接的にカード払いが可能
- dポイントが貯まりやすい
◆ GMO賃貸DX(旧:GMO ReTech)
DX型の賃貸管理プラットフォームで、クレカ払い導入が進んでいる。
【特徴】
- 管理会社側の導入が進めば今後さらに普及
- 入居者アプリから家賃確認・支払いが可能
◆ PayB(銀行Pay)
自治体の水道料金で有名だが、家賃払いに採用する会社も出ている。
【特徴】
- カード払いではないが“間接的なキャッシュレス化”が可能
- 事業者によってはカード連携OK
家賃をカード払いできる不動産会社(例)
● 大東建託
家賃のクレジットカード払いに対応。
● レオパレス21
クレジットカード自動引き落とし可能。
● UR都市機構
一部物件でクレカ払い対応。
● 一部のアパマンショップ・エイブル・ミニミニ
店舗・管理会社によって異なるため要確認。
家賃をカード払いできない場合の裏技
管理会社がカード対応していない場合でも、次の方法で“実質カード払い”が可能です。
● ◆ 家賃支払い代行サービスを使う
代表例:あと払い系サービス(バンドル・Paidyなどを経由)
● ◆ 家賃を電子マネーに変換して支払う
手数料はかかるが、ポイント目的で利用する人も多い。
● ◆ クレジットカードから公共料金払いに紐づくサービスを使う
電子マネー→銀行→家賃などのルートを取るケースもある。
使えるかどうかは管理会社のルールによるため、事前に要確認です。
水道光熱費をカードで支払えるサービス
ここからは、電気・ガス・水道のカード払い対応について詳しく解説します。
電気代をカード払いできる主要電力会社
電気代はカード払いに対応している会社が非常に多く、手続きも簡単です。
◆ 東京電力(TEPCO)
- Visa / Master / JCB / Amex / Diners対応
- WEB上で簡単にカード登録可能
◆ 関西電力
- 主要カードブランドに対応
- 契約者サイトで手続き可能
◆ 中部電力
- ほぼ全てのブランドをカバー
- 引越し手続きと同時に登録できる
その他の電力会社(新電力含む)
- Looopでんき
- ENEOSでんき
- ソフトバンクでんき
- auでんき
- 楽天でんき
※ 新電力はカード払いを必須としているところが多い。
カードで払えない電力会社はほぼ存在せず、
電気代は「100%カード払いにして問題ない固定費」 といえます。
ガス代をカード払いできる主要ガス会社
ガス会社もカード払いに対応しています。
◆ 東京ガス
- 主要ブランド対応
- カード切替もWEBで即完了
◆ 大阪ガス
- カード対応が充実
- 連携アプリで支出管理が簡単
◆ 東邦ガス
- 主要クレカに対応
◆ 新ガス会社(LPガス含む)
LPガス会社は事業者によってバラバラですが、
中小事業者でもカード対応が増加中です。
水道代をカード払いできる自治体
水道料金は自治体によって対応が大きく異なります。
一般的には次の3パターンに分類されます。
◆ パターン①:自治体がクレカ払いに直接対応
例)
- 東京都多摩地区の一部
- 横浜市(一部委託サービス経由)
- 名古屋市
- 札幌市(PayPay・クレカ払い対応)
◆ パターン②:自治体が「コンビニ収納 × クレカ支払い」に対応
例)
- 各自治体の請求書にバーコードが付いている場合
- LINE Pay請求書払い
- PayPay請求書払い
- auPAY請求書払い
➡ 多くの自治体はこの方式で間接的にクレカ払いが可能になります。
◆ パターン③:クレジットカード払いに非対応(銀行引落のみ)
郊外・地方など一部自治体は未対応。
ただし、PayPayやLINE Payの請求書払いを使えば“間接的カード払い”が可能になるケースが多いです。
通信費をカードで支払える主要サービス
水道光熱費に続き、通信費(スマホ・Wi-Fi)はほぼすべてのキャリアでクレジットカード払いに対応しています。
通信費は“固定費の中でも額が大きく、事業用経費にしやすい支出”なので、カード払いとの相性は抜群です。
スマートフォン料金(携帯キャリア)
◆ NTTドコモ
- 主要カードブランド対応
- dポイントが貯まりやすい
- サブスク連携もスムーズ
◆ au(KDDI)
- Visa / Master / JCB / Amex 対応
- au PAY連携でポイント還元も狙える
◆ ソフトバンク
- カード変更手続きが簡単
- PayPay連携の強さが魅力
◆ 楽天モバイル
- 楽天カードと相性抜群
- SPU倍率が上がり、還元率が高い
◆ povo / LINEMO / ahamo
- オンライン専用プランもカード対応
- 事業用スマホを作りやすい
スマホ代は毎月必ず発生するため、カード払いにすることでポイント効率が高く、年間数千〜数万円レベルで差が出る支出です。
インターネット(光回線・Wi-Fi)
◆ フレッツ光 / ドコモ光 / ソフトバンク光
- 主要キャリアはすべてカード払い可能
◆ NURO光
- 高速プランでもクレカ対応
- 電話や動画編集ユーザーに人気
◆ 各種格安Wi-Fiサービス
- GMOとくとくBB
- Broad WiMAX
- UQ WiMAX
など
Wi-Fi・光回線もすべてカード払いできます。
通信費だけで毎月6,000〜12,000円程度あるため、1%還元で年間720〜1440ポイントほど還元されます。
副業・事業用途ならさらに経費処理もしやすくなります。
固定費のカード払いでおすすめのクレジットカード
ここからは、家賃・水道光熱費・通信費など固定費との相性が良いクレジットカードを紹介します。
前半でも触れましたが、ここではさらに詳細なポイントを整理します。
◆ 三井住友カード(NL / ゴールドNL)
固定費管理に最も使いやすく、アプリの視認性が高いカード。
- 家賃(対応サービス経由)、光熱費、通信費、サブスクにすべて対応
- 還元率も安定し、決済エラーが少ない
- アプリで明細管理しやすい
- freee/マネーフォワードとの連携が強い
固定費“専用カード”として使うのに最適。
◆ 楽天カード
サブスク・通信費・ネットサービスとの相性が最高。
- 楽天モバイル・楽天ひかりとの連携強
- Adobe、ChatGPT、Google系支払いに強い
- ポイント還元率が高く固定費の積み上げに向く
- 年会費無料
Web系副業者・クリエイターにとって鉄板の1枚。
◆ アメリカン・エキスプレス(グリーン/ビジネス)
高額決済に強いカードで、家賃や大型固定費の支払いに向く。
- 限度額が伸びやすい
- 海外系サブスクで止まりにくい
- 外注費・ツール代など高額支出がある副業者向け
家賃が高い人や、固定費が大きい人に特に人気。
◆ freeeカード(Mastercard / Visa)
経理自動化を第一に考える人向け。
- freeeとの完全連携
- 固定費が自動で仕訳
- 副業・個人事業主に最適化
固定費を経費計上するフリーランスにとってメリットが大きい。
固定費をカード化することで得られる年間メリット
カード払いにするだけで得られるメリットは想像以上に大きいです。
◆ ① 年間数千〜数万円のポイント還元が見込める
固定費の平均例:
- 家賃:80,000〜120,000円
- 光熱費:10,000〜15,000円
- 通信費:8,000〜12,000円
- サブスク:5,000〜10,000円
合計:毎月 103,000〜157,000円
→ 年間 1,236,000〜1,884,000円
1%還元カードなら
年間12,000〜18,000ポイント獲得。
上位カードなら2〜3%も可能な場合があり、年間3〜5万円の還元も現実的です。
◆ ② 支払いの一元化で経理がラクになる
- 固定費を1枚のカードにまとめる
- 会計ソフトと連携
- 自動で仕訳
- レシート不要
という流れが完成します。
フリーランスにとって経理の面倒さは大きなストレスですが、
固定費のカード化はもっとも効率よく経理の負担を減らせる方法です。
◆ ③ 固定費の見える化で無駄がなくなる
カード明細に固定費が並ぶため、
- 何のサブスクを使っているか
- どのサービスが高いのか
- 見直せる契約はあるか
が一目でわかります。
“固定費ダイエット”は副業の利益改善に直結します。
◆ ④ キャッシュフローが改善する
カード払いは翌月支払いが基本なので、
手元にお金を残しながら固定費を支払えるという大きなメリットがあります。
事業をしている人にとって、これは資金繰り改善につながる重要なポイントです。
今日からできる固定費カード化ステップ
すぐに実践できるように、手順を5ステップで整理しました。
◆ ステップ①:固定費をリスト化する
まずは以下を洗い出します:
- 家賃
- 電気
- ガス
- 水道
- スマホ
- Wi-Fi
- サブスク
- ドメイン/サーバー
◆ ステップ②:固定費専用カードを決める
おすすめは次のいずれか:
- 三井住友カード NL
- 楽天カード
- freeeカード(経理重視)
- アメックス(高額決済)
◆ ステップ③:各サービスをカードに変更する
家賃 → 管理会社・サービス経由
電気・ガス → マイページから手続き
水道 → 自治体 or QR支払い
通信費 → 各キャリアサイト
◆ ステップ④:会計ソフトと連携する
freee / MFクラウド へ自動で明細取り込み。
◆ ステップ⑤:毎月1回固定費チェック
契約の見直しで副業の利益改善につながる。

